決算議会が始まりました。

決算議会は、定例会でもあるので、通常の議案の審査も含め、平成24年度決算認定も含めた議案が審議されます。
10月27日には、川崎市長選挙が執行されますので、市長任期最後の定例会ということにもなります。

川崎市の会計は、一般会計、特別会計、企業会計に分類され、現在の川崎市議会では、分野を分けず、本会議および決算審査特別委員会で決算の審議がなされます。決算審査特別委員会は、議会選出の監査委員2名を除く58名で構成され、一人30分以内の努力目標時間で審議されます。

以前より、議会運営検討協議会でこの58名で構成される決算審査特別委員会よりも、分科会方式を採用し、より専門的に効果的な議論をすることを提案して来ました。議会運営検討協議会で最終のとりまとめまで行ったところで、私は委員を退任することになりましたが、ようやくまとまり、今度は、議会運営委員会で、決算審査特別委員会の分科会方式採用に向けた議論が進められます。

審査の流れは大まかに図の通りです。

分科会ですべての委員が質疑した審議結果に基づき、総括質疑をすることで、本会議の代表質問で総論の審議、決算審査特別委員会分科会で各論の審議、そして、決算審査特別委員会の全体会で各論の審議結果に基づいた総論審議と次年度への連動などの審議が可能になります。

すると、次年度の予算審議が秋口以降本格的になるわけなので、その前年度の実行計画の進捗状況だけでなくそれを決算の視点から審査したものを見える形で示すことが可能になってくるわけです。

来年の決算議会では分科会方式の採用につなげていきたいです。

とはいえ、システムをしっかりしても、審議の内容が一番なので、システムがまだ変わらない今回の議会だからこそ、しっかり審議してまいります。