地味な大改革

 

kaikaku

 

私は昨年5月まで、議会運営検討協議会という議会改革のプロジェクトメンバーでした。
そこで、一昨年の夏に決算審査特別委員会の改革について提案し、議論してきました。

 

議会運営委員会
↓16項目の課題事項の審議を付託
議会運営検討協議会(正副議長会派より正副座長、各会派1名ずつの委員で構成。改革案等を議論し、報告書にまとめる)
↓報告
議会運営委員会(報告に基づき、審議し、決定)

 

決算審査特別委員会が、監査委員2名を除く全議員構成の委員会であったため、質問分野が偏ることがあり、全決算審査と言えるのかが課題でした。
この課題については、各会派の委員も共有していたため、あり方を探るうちに、分科会方式の採用と総括質疑の設定が解決方法の一つとしてまとまりました。
しかし、この報告が議会運営検討協議会まとまったのは昨年の夏前ゆえに、95%議論に関わって来ました。
その後、上に書いたように、議会運営委員会での審議があるのですが、これに半年以上かかっていました。
ようやく決定し、平成25年度決算の審査(今年の9月議会)から分科会方式を進めることができそうです。

 

決算審査特別委員会の今後の流れ

全体会

分科会審議

全体会で総括質疑

全体会で採決

 

地味な大改革と題していますが、議会日程が変わること、これまで市長が決算審査特別委員会には出席していなかったこと、分科会導入で質疑時間や方法が変わることにより、議会側だけでなく、行政側との調整も必要なことから、大改革になります。
分科会導入で、より専門性の高い決算審査を進められると言うこと、それぞれの分野の審議に合わせ、全体会で総括質疑をできるというメリットがあります。
さらに、総括質疑の意義としては、予算決算の連動を高める可能性も持っており、「使ってしまったものはしょうがない」というような決算ではなく、次の予算に向けての方向性も確認できます。

 

しかし、制度を変えても、実際に審議をするのは我々議員です。
しっかり審査できるよう、日々是研鑽です。