麻生区選出市議と語り合う会

katari11月18日(土)「区選出市議会議員と語り合おうde麻生」が開催されました。

この会は、市民で構成される実行委員会と麻生区選出市議会議員団の共催による議会報告会という位置づけで、14回目を迎えたとのことです。

私は麻生区選出市議会議員団の代表幹事と言うことで、実行委員さんたちと開催に向けた協議を重ね、今回は田園調布学園大学の有志の学生さんたちにも加わって頂き、開催することになりました。

議会報告会の開催と言えば、聞こえがいいのですが、この方法を誤れば、参加者が減少します。

この会もかつては50人の来場者対7名の議員で大部屋で開催していましたが、すると、2時間のうち特定の人の質疑と議員の答弁に終始し、ほとんどの人が発言をしないまま終わってしまうという現象になりました。

しかし、ここ数年、分科会方式を取り入れ、全体会のテーマと分科会のテーマという分け方で進んできましたが、分科会の時間が足りない印象を受けました。

 

多治見市視察より

今年、同期の超党派有志議員団で、岐阜県の多治見市を視察しました。多治見市議会は、議会報告会ではなく、「対話集会」という形式をとっていました。

話すテーマや対象をある程度絞っています。

子育てをテーマにするなら、託児機能も併設し、子育て中のママにも参加してもらっています。

ほぼ全員が発言し、みんなで議論を取りまとめていくという形式で、対話の導入用にパワーポイント資料を作成し、誰もが発言しやすい仕掛けをしていました。

今回は多治見市の手法を取り入れてみたいという私の想いから、議論は分科会で行い、対話集会としての語り合う会にしたいと提案したことから、実現しました。

 

対話型の集会

特定の事業進捗を聞くだけで終わってしまうような、個別具体的なものではなく、ある程度大局的なテーマの設定が必要であると多治見市で学んだため、実行委員さんの意向を変えて頂くような場面もありましたが、テーマづくりを個別の事業単位(例えば横浜市営地下鉄延伸)ではなく、グランドデザインを考える単位(例えば、新百合ヶ丘を中心としたまちづくり)で設定するようにしました。

そして、シニア中心の実行委員さんが若者への呼びかけをして参加させたいという意向があったので、それでは、運営に学生さんに携わってもらおうと提案し、実行委員さんの関係で田園調布学園大学の学生さんに加わってもらうことになりました。

議論のテーマづくりは、議員と実行委員と学生で、対話の導入用のパワーポイントは学生が作成し、分科会によっては学生が中心になってワークショップ形式をとるという多様な形で対話集会は進められました。

活発な議論が進んだこと、多くの角度から意見が出たことは、大きな収穫になり、参加者の満足度も非常に高かったようです。

そして、学生さんたちの発想や行動力、そして、強い責任感がこの会を大きく発展させてくれたと思います。

この学生さんたちの将来が楽しみです。