東日本大震災から7年。防災を考えよう。

東日本大震災から今日で7年。

犠牲になれた方々に心より哀悼の意を表します。

また、現在も避難生活を余儀なくされている被災者の皆様方に心よりお見舞い申し上げます。

防災訓練で備える

私の住む町内会や近隣町内会ではここ3週間に渡り防災訓練が行われていますが、それぞれの特徴があります。

 

私の住む五力田町内会は、麻生区役所・麻生消防署・麻生消防団昭和班・片平地域包括支援センター・日本赤十字社にご協力頂き、3回目の開催になりました。水消火器体験・煙体験・心肺蘇生法講習・応急担架講習・車椅子体験があり、地元野菜を使った豚汁の炊き出しという内容でした。町内会の範囲が広いため、2つの公園で交互に実施しています。3回目ということで、段取りよく進みましたが、日頃からの町内会活動や盆踊りの実施がさらなる備えになっています。心肺蘇生法はAEDの使い方も含まれていますが、やはり年に1~2回は復習しておいた方がいいと改めて感じました。

 

栗平白鳥自治会では、初のペット防災訓練を開催。被災時にペットと過ごすためには日頃の生活の中でのしつけやペットのために用意する防災備品についての確認が行われました。ペットの飼い主さん同士が顔を合わせ、つながる機会にもなっています。

 

そして、本日は小田急さつき台自治会の防災訓練。初めての防災訓練ということで、自治会長さんが五力田町内会の視察に来られておりました。自治会館が片平小学校と隣接しているという特徴もある地域です。こちらは麻生区役所・片平地域包括支援センター・片平小学校の協力で開催。また、麻生区内で見守り支援の活動されている防災士の方の講演があり、各家庭での防災備品の紹介、アルファ米の炊き出し、車いす講習等が開催されました。初めての防災訓練ですが多くの方が参加されていました。

 

自宅で過ごせる場合は自宅で

大震災が発生した場合、避難勧告が出た場合、もしくは自宅が危険な状態にある場合でなければ、真っ先に避難所に駆け込むのではなく、自宅で過ごせる場合は自宅でというのが基本になります。

「震災になったら、避難所でごはんをもらえばいい」

と思ってらっしゃる方がいますが、自宅で過ごせる方については、自宅にいて頂く。そして、7日間の備蓄をしておいて頂くということが原則になります。

東日本大震災のときのように平日の夕方に被災した場合、自宅が危険な状態になった方に加え、親が学校に迎えに行けず、子どもが学校で過ごすこともありますし、帰宅困難者を受け入れるということもあります。

ゆえに、まずは7日間、自宅で過ごせる準備をしましょう。

 

避難所に避難するにあたって

避難所の多くは学校で、体育館で寝泊まりします。プライバシーがない中で、ストレスを抱えることも多いわけですが、さらに硬い床の上に毛布を敷いて眠るということになります。そこで、エアマットを防災備品に入れておくというのも。また、いびきで眠れないということもありますし、真っ暗にならないということもありますから、耳栓やアイマスクも。

ゆえに、自宅で過ごせる場合は自宅でというのは、避難所生活は体力的にも精神的にも厳しいため、備えてみましょう。