身近な公園のネーミングライツ

ne-ming川崎市内の多くの公園では、管理運営協議会や愛護会で管理されています。管理運営協議会や愛護会は、市から報奨金を受け、管理経費に充てているものの、公園の活性化につなげる資金源にまでは至っていないのが実情です。

公園の活用は、子育て、地域安全、防災対策、世代間連携などにつながるイベントの開催を始め、地域社会における拠点形成をはかることができます。言い換えれば、公園という拠点は、身近で顔の見える関係をゆるやかに構築できる可能性を持っています。

そこで、イベントを始めとした、公園の活性化にかかる資金の調達をすべきで、その一つの手法として、身近な公園へのネーミングライツ(命名権)を提案しました。

川崎市内の大規模公園での導入事例があり、川崎球場が「富士通スタジアム」という愛称で使用されています。その他にも、大規模施設だけでなく、歩道橋のネーミングライツも導入されています。

そこで、公園の活動活性化の一つの手法として、中小規模の身近な公園へのネーミングライツの導入を市に提案したところ、前向きな答弁がありました。身近な公園のネーミングライツに参加する団体は、公園付近に所在する可能性が高いため、企業市民としての地域参加に結び付けられることも期待できます。