参議院比例代表での民意の伝え方

地方選挙では、複数の候補者から、適任と思う個人を選ぶことができます。
しかし、国政選挙はどうでしょう?
衆議院小選挙区制度や参議院選挙区制度は、政党候補者を選ぶ選挙になってしまいますので、
A党はいいけど、Bさんでいいのか?
と思いながら、A党公認だから仕方ないということで、Bさんに投票するという事態が生じます。
秘書時代に言われたのは、逆のケースでCさんはいいけど、D党だから、Eさんに入れようかな。
所属政党も大切です。
しかし、選択の基準は、政策面での違いもさることながら、政策を実現できるかどうかという点も重要になります。
候補者のバックボーンであったり、活動している姿であったり、
今度の参議院選挙では、インターネットによる選挙運動も一部解禁になるわけなので、
より身近に感じて選択できる可能性があるのではないかと思います。
参議院選挙での民意の活用としては、比例代表選挙の非拘束名簿方式が挙げられます。
はっきり言って、わかりづらい制度で、投票用紙を渡されるときに、「比例代表です。政党名をお書きください」と言われたということも聞いたことがあります。
非拘束名簿方式は、政党名でも投票できますが、名簿登載者の中から当選してほしい候補者の「個人名」で投票することもできます。
すなわち、候補者を直接選べる可能性があるわけです。
言うなら、A党は好きではないけど、Bさんには当選してほしいという場合に、Bさんの順位を上げれば、自分の想いを達成できる可能性があるわけです。
非拘束名簿方式は、知名度があるから選ばれる、組織があるから選ばれるという現実がありますが、みんなで考えれば、それを覆すことも選挙で可能になります。
選挙区も比例も同じ一票。
民意を大切に参議院比例代表の投票について考えましょう!