「えら」という言葉

era昨日の信州上田月本会日帰りバス旅行で、バス車中の幹事の方の出し物で、柿生の方言というのがありました。

そこで、出たのが「えら」という言葉。

この「えら」は、「たくさん」という表現ということです。

600キロ離れた大阪・兵庫では、「えらい」という表現で、「たくさん」や「すごい」という意味を示します。

京都からの直線距離で方言が似ることはありますが、そういう関係でない、柿生と大阪・兵庫で、似た表現があることに驚きました。

関西弁の「えらい」は曲者で、「たくさん」や「すごい」のほかに、「大変だ」「疲れた」「よくなった」など、いろんな表現に使われます。

例えば、「すごく疲れたわ」と言うときに「えらいえらいわ」と言います。

あと、「えらい」が変格活用され、「えろう」ということもありますが、やや不規則です。

さきほどの、「えらいえらいわ」を「えろうえらいわ」と言う人もいます。

 

先日、さらに応用編に遭遇し、苦笑い。

祖父の見舞いに淡路島に行った際の祖母と祖母の姪と一緒になりました。

・祖母:昨日よりえろなってるわ。

・祖母の姪:そうか。で、おばちゃん、どっちのえらいや?

・祖母:うん、昨日より、えろなってる。

・祖母の姪:ようなってるの(よくなってるの)?、悪なってるの(悪くなってる)?

・祖母:ようなってるよ。

「えらい」は、「よくなった」だけでなく、「大変」という意味で「悪くなった」をややマイルドに表現するために用いられるため、この場合、どっちかよく分かりません。前後の文脈がないと、まったく正反対の意味になってしまうので、同じ田舎でも意味が分からなくなると言う事態になりました。

 

私の両親は淡路島の同じ町の出身ですが、淡路弁を使うことはほとんどなかったです。麻生区や多摩区で柿生の方言と生田や稲田の方言が違うということがありますが、関西でも方言が地域ごとで異なります。

ゆえに、祖父母と話していると、たまに分からない言葉が出て来ます。さらに、東京出身の私の妻は、私の横で聞いていると、半分ぐらい分からないことがあるようです。

 

昨日紹介されたのは、

ほかの地方でも使いますが、「おっぺす」

そして、これは柿生特有と思いますが、「がけらんど」

など、地元の方によってはたまに会話のなかで出て来る方言です。

 

そんな異なる表現がたくさんある中、柿生と共通する「えら」という方言があるのは、嬉しく、やはり私は柿生と縁を感じますね。

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