川崎基準(KIS)認定福祉製品の視察

14555746_1120050598075672_863931372_n昨日の午後は、アンプティサッカー大会が開催されている川崎区の富士通スタジアム川崎へ。

会場にある福祉製品の川崎基準(KIS)認定製品の展示を視察。

これはいずれも車椅子の方が自由に行動範囲を広げ、自立し、活躍できるために考え出されたもの。

 

 

ニコ・ドライブさん

写真はニコ・ドライブさんの手で踏めるアクセルブレーキ、ハンドコントロール。

レバーを押すとブレーキ、引くとアクセルになります。

車椅子の方が運転する自動車は改造されていたり、そもそも福祉車両として作られているため、高価なものになってしまいます。

しかし、このハンドコントロールを使えば、どの車でも、例えば旅先のレンタカーでも使えます。

現地で直接PRしていた神村社長とも意見交換させて頂き、私が知らなかった課題も知ることができ、貴重な機会になりました。

 

その一つが免許取得の難しさ。

全国のたくさんある自動車教習所のうち30数か所しか障がい者が免許取得できる環境が整備されていないと言うこと。

例えば足の不自由な方の中には、自分で特別に車を改造した教習車で通うそうですが、このハンドコントロールなら普通の教習車でも可能です。

 

次にレンタカーを借りにくいという問題。

特別な車両がほとんどないと言うことで、借りれないケースが多く、レンタカーが用意されていない実情があります。

しかし、ハンドコントロールは900グラムと軽量でコンパクトになるため、旅行先でレンタカーを運転することも可能になります。

 

2020年東京パラリンピックまで4年を切りました。

まちのバリアフリーをハード面で進めることも大切です。

その一歩先を考えるなら、羽田空港に降り立って、或いは、川崎に来たら、レンタカー借りて自由に動けるということは、都市として国としての魅力に繋がります。

 

私はさらに別のことを考えました。

それは災害時です。

このハンドコントロールを使えば、足の不自由な方が自動車の運転をするボランティアに参加できます。

先日、応急給水拠点の質問をしましたが、麻生区のように山坂のある地域で水が止まって拠点に取りに行くとしたら、若い男性を除けば、自動車になるでしょう。

しかし、若い男性がほとんどいない場所だったらどうでしょう。

そこで、水を運ぶために車を運転する人が求められる場合がたくさんあります。

そして、どこに行くのも運転するのが足の不自由な方であるため、運転技術は一般の方以上の経験があるのではないでしょうか。

 

災害ボランティアを考えると、このように足の不自由な方はは支援を受けることから自立をはかり、さらには支援する側になることが可能になります。

 

 

東洋モータースさん

福祉車両の車種は限定されてしますという固定概念を払しょくし、乗りたい車に乗ろうという考え方で、様々な車の改造の実績があります。

サラリーマンの方とお話していて車好きの方は、「○○に乗りたい」と思ってがんばるという人がたくさんいます。

そんな想いを足の不自由な方も可能に。

すべての車両に対応できるように座席が動きますし、車いすを収納できるようになっているため、ひとりですべてが完了できます。

福祉車両の場合は数年に一回買い替える際に、やはり高価な福祉車両の購入になりますが、東洋モータースさんの場合は初期投資した座席を調整すればそのまま次の車両にも可能になります。

すると、一度の投資がその先にもつながり、トータルコストからすると負担軽減の可能性があります。

さらに、座ったまま車いすに代わる技術もあり、これは運転手が足が不自由な場合だけでなく、助手席に設置することで、家族で介護が必要になった場合も使えます。

例えば、夫の介護をする妻にとって、男性の大きな体を起こす女性、まして高齢者の場合はとても重労働です。

こんなケースもこの改造車両であれば、そのまま車いすになりますので、起こす手間を省略できます。

地域包括ケアシステムになり、障がい者もお年寄りも地域で過ごそうという方針がありますが、このような技術が支援を後押しします。

 

 

自立を目指すこと

「やりたいけどできないこと」ってたくさんあると思います。

我々にありがちな「やらないからできない」のではなく、「やりたいけどできない」という想いの人に夢と希望を技術で応援するのがこのような技術。

障害者雇用促進法により、法定雇用率が引き上げになりましたが、このような技術を広めることで、もっと働きやすい環境にと思います。

そして、自立を目指し、自立したあと、さらにできる人はサポートする側として力を発揮してもらえる社会にしていきたい。

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