祖父と私

平成28年12月31日、除夜の鐘が打たれている午後11時32分、私の母方の祖父が享年92歳で他界しました。

家族葬になったため、また、お正月時期でございましたので、葬儀を済ませてのご報告になりましたこと、ご無礼の段、ご容赦願います。

家族葬でしたが、西村康稔衆議院議員を始め、祖父と生前の縁の深かった方々には年始のお忙しいところわざわざお運び頂き、心より感謝申し上げます。

本日、法要を終えたご報告と、祖父との思い出を書かせて頂きます。

祖父の人生

祖父は大正14年7月3日に淡路島で生まれました。高校卒業後、陸軍に入隊し、近衛第二部隊で終戦を迎えたそうです。終戦後は、村役場職員として復興に向けて働き、また、中学教師として教鞭をとり、その後、家業の農家を継ぎ、89歳まで畑に立ち続けました。

祖母と24歳で結婚し、長女、次女(母)、長男の3人の子、私を含む4人の孫をもうけました。

しかし、葬儀で触れられた祖父のエピソードは、この経歴と農家としての受賞歴が紹介されたものの、ほとんどがお寺と政治のことでした。

そのお寺や政治の話に影響を受けた一人が私ではないかと思います。

 

お寺の話

祖父は信心深く、お寺を大切にしていました。

父方・母方ともに同じお寺でしたので、私が小学生時代、父方のルーツを調べるために、母方の祖父と先々代の「おじゅっさん(住職のことでお住持さんが語源のようです)」に昔のことを尋ねたこともありました。淡路島のこの地域は、かつて弘法大師が高野山に総本山を開山する前に候補地として訪れたとされており、ほとんどが高野山真言宗の信徒です。

休みに淡路島に行く私は、祖父の影響からか、実家の仏壇に向かい、毎日のように読経していました。

仏教だけでなく、神社の話や歴史の話が好きだった私は、よくいろんな話を祖父に聞かせてもらいました。

 

政治の話

別に祖父は政治家ではなかったのですが、この人の人生の中心にあるのが政治でした。戦後第1回目の衆議院選挙に立候補しようとしていた原健三郎氏をはじめに応援した一人だったということで、以来20期にわたり応援。その後、西村康稔氏を応援。地域の後援会長を務めたこともありました。

また、兵庫県議会議員選や旧南淡町長選・町議選、合併後の南あわじ市長選挙などを通じ、政治家を支えることが好きでした。

特に思い入れの強かった西村代議士が公務ご多忙な中、弔問に訪れて下さったことは、祖父にとって、この上なく嬉しい旅立ちになったことと思い、心より感謝申し上げます。

 

DNAの産物

私は祖父から政治家になれと言われたことは一度もありません。しかし、私が興味を持ったことについて、できる限りの応援をしてくれる人でした。

子どもの頃は、お寺や歴史の話。

私が中学卒業後の春休みに国会見学がしたいと祖父に言うと、一緒に当時の原健三郎代議士のところを訪れ、見学しました。

両親は政治にそれほど関心がなく、父方の祖父が町議だったため逆に父は「政治家になるものではない」という考えもあったため、私が政治家になるというのは生活環境からは考えられないものでした。ただ、消費税導入がきっかけで政治を志すようになったわけですが、そういった血が騒いだのは、両祖父のDNAの産物だったのだろうと思います。

祖父と政策の議論をすることが多々あり、意見対立することもありましたが、「ほう、そうか」などと言ってニコニコすることが多かったです。他方、選挙戦術の話や選挙の経験談を始め、人を大切にするということ、耳の痛い話をする人のところへ行けなど姿勢についてはいつも厳しい口調でした。

 

死んでもなお政治家応援

大晦日の夜、日付が変わる少し前に亡くなり、報せは朝9時。

私が大晦日から元旦にかけてのあいさつ回りを一通りしたあとでの訃報。

そして、来年はもう喪が明けている。

さらに、葬儀日程が、私の地元日程2件のみの欠席という最小限のものになったことは、最期まで政治家である孫を応援してくれたのかもしれないと思います。

 

多くの方に感謝です。

昨年の入院後、自分の姿を見られたくないという祖父の意向があり、入院していることや症状について、ほとんどの方に知らせていませんでした。

そして、葬儀も家族葬ということで、日がたってからのご報告という形で進めさせて頂きましたため、ご無礼の段、重ねてお詫び申し上げます。

祖父と生前ご縁のあった方々には、本当によくして頂き、長きにわたる現役生活を送らせて頂けたのは、幸せな人生だったと思います。

故人に代わり心より感謝申し上げます。

ありがとうございました。

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