人の心をつなげるのは人

緊急事態宣言下で週末のイベントがなくなり、外出自粛しつつも、相談ごとが絶えない三連休。

でも、相談してもらえるということは、勇気を出して声をかけてくれたということなので、しっかり応えて行きたい。

今日は敬老の日。

人生の先輩たちが築いたこの国、このまちがあって、今私が生きていることに感謝致します。

川崎市は政令指定都市で最も平均年齢が若いまちですが、最高齢県民が川崎市民であるというニュースがあります。

100歳以上は40年連続増加しているようですが、神奈川県内で4,579人、川崎市で633人ということですが、神奈川県の最高齢は川崎市在住の112歳の女性ということ。

川崎市は毎年人口が増え、154万人を超えましたので、この女性は歴代の川崎市民でもっとも年下市民が多い人になります。

同様に現在924万人を超える神奈川県ですので、歴代の県民で最も年下県民が多い人になります。

改めて思うのは、明治、大正、昭和、平成、令和と5つの時代を生きていらっしゃいます。私は21歳の大学生に、「もう私は倍の年齢です」なんて言っていますが、私自身、まだこの方の1/3強しか生きていないわけです。

たくさんの方のご相談を頂きますが、多くが人生の先輩。

情報過多の時代になり、わかりにくいことがたくさんあること、制度の狭間でお困りになられていることなどがあり、一つ一つ丁寧に対応させて頂いております。

秘書としてこの世界に入って16年目、市議として10年を過ぎましたが、経験を積む大切さと、日々研鑽を積む大切さ、そして、何より人の心を大切にしたいと思います。

いろいろな人がいますが、私たち40代が子どもたちの未来を考えるように、ご高齢の方々もまた、年下の世代の人々の未来を考えていると思います。

そして、子どもたちもまた大人や高齢者のことを考えています。

「親の心子知らず」という言葉がありますが、「子の心親知らず」「孫の心祖父母知らず」ということもたくさんあるでしょう。

お互いが想い合っていることを相手が理解できなくても、何かの折に伝えることで、安心できます。

今日の敬老の日を機に、おじいちゃん・おばあちゃんと電話やリモート帰省で話してみてください。最近は孫と連絡とるためにLINEを始めたおじいちゃん・おばあちゃんの話をよく聞きます。インターネットやスマートフォンを嫌がっていても、孫のためにって一歩踏み出すのは、どの時代のおじいちゃん・おばあちゃんも一緒です。

人の心をつなげるのは、人でしかありません。

おじいちゃん・おばあちゃん、ご両親、離れて暮らしていて気になっている方などに連絡する心遣いが、相手を安心につなげます。