公園のトイレを考える。

 少し前になりますが、平成28年の国土交通省のアンケートでは、公園のトイレを使わない・ほとんど使わない人と答えた人は、女性9割、男性6割という結果がありました。

 使用しない理由として、衛生面や防犯面の問題が挙げられますが、先ほどのアンケート調査に基づくと、単純計算で75%の市民がほぼ利用しない公共施設が、公園のトイレであるということになります。

 渋谷区では、日本財団や民間企業と連携し、「The Tokyo Toilet」というプロジェクトで、公園を始めとした公衆トイレを有名建築家の設計により建て替え、民間が管理を行って綺麗なトイレが保たれています。このプロジェクトは、5年間の委託契約で民間による清掃が行われていますが、区が維持管理をする際はどのような対応になるか、今後について注目されるところです。

 そこで、代々木深町小公園トイレ(写真)を視察しました。見通しのいい場所に設置されていて、スケルトンなので、中に不審者がいないことを確認でき、防犯対策が施されていて、施錠すると外から見えなくなります。また、スケルトンで汚れが目立つということもあり、清掃が行き届き、綺麗な状態が保たれています。従前の公園のトイレとは異なり、親子で公園に行っても、安心して利用できるトイレです。

 10月の決算審査特別委員会での質疑の結果、今後の公園のトイレのあり方を見直し、誰もが安心して快適に、また災害時にも活用できるトイレとして生まれ変わり、維持管理していくよう、議会で提案し、市としても見直しを検討していく旨の答弁がありました。